第33回 かつらぎ町 斉藤様宅「通勤できる田舎暮らし」

かつらぎ町は和歌山県の北東部に位置し、果樹や串柿など四季折々の豊富なフルーツの町です。また町の中心部を紀の川が東西に流れ、世界遺産に登録された丹生都比売神社など、水と緑に囲まれた美しい町です。
自然いっぱいのかつらぎ町ですが、大阪府に接しておりJR和歌山線が紀の川と平行して走っているなど、交通も便利です。
今回お伺いした斉藤様のお宅は、紀ノ川沿いの幹線道路となる国道24号線沿いで、すぐ裏にはJR和歌山線が通っているなど便利な場所にあります。
母屋と広い庭に、新しく建てた木造りの作業場

■便利なところだからできる「通勤田舎暮らし」
実は斉藤様は、現在も大阪で眼鏡店を営業されており、「田舎暮らし」なのですが通勤をされています。
大阪に住んでいたときも一戸建てだったのですが、どうしても手狭で庭もなく、「いつかは家庭菜園もできる家に住みたい」と思っていたそうです。
また、趣味の木工をできる作業場を作るスペースも欲しかったそうです。
若い頃にはサーフィンをされていて、和歌山にはなじみがありました。5年ほど前には、和歌山県の海沿いの印南町に別荘を買ったそうですが、別荘では休みの日にしか行けませんでした。そこで「通常の生活もできる田舎暮らしをしたいと思い、現在の家に決め、奥様とご両親と一緒に住むようになったそうです。
母屋はご両親も暮らしやすい和風の平屋。
近所の子供が遊びに来るので、鉛筆型の門柱を自作。

■家族みんなで、無理をしない田舎暮らし
現在の家を決められたポイントは、
1. 緑も豊かながら、通勤もできる交通が便利な場所
2. 庭が広く、木工の作業場もできる
3. ご両親と一緒に住むため、福祉サービスも利用でき、
病院なども近いこと
などでした。
現在の家は幹線道路近くですが、周りを果樹園に囲まれ緑も豊か。それでいて日常の買い物にも便利。また役場や消防署・病院(県立医大紀北分院)なども近く、何かあったときも安心です。
ご両親は地方出身で、大阪では高齢になってからあまり外に出なくなっていました。ところがこの家に越してからは、庭に出て日向ぼっこをしたり畑を見たり、大阪で住んでいた頃よりも生き生きとしているように見える、と斉藤様。
もちろん斉藤様と奥様も、毎日が充実されているそうです。
田舎暮らしというと生活には不便というイメージがありますが、通勤には少し時間がかかるだけの「無理をしない田舎暮らし」を実践されています。

■地域に溶け込んで
便利な場所とはいえ、農村地帯なので町内の活動も活発。斉藤様も最初はとまどったそうです。しかし、近所の方も果物や野菜を届けてくれたり、近くの子供が遊びに来たりして、すぐに溶け込めたそうです。
まだしばらくはお店も続けますが、ゆくゆくは完全に定住して、木工や近隣で田舎暮らしをしている知人との交流など、「時間がいくらあってもいい」毎日を過ごされたいとのこと。
斉藤様の人柄と若さなら、きっと充実した田舎暮らしを続けていかれることと思います。
作業場兼、斉藤様の「城」。
時には町内の会合も。

>>斉藤様の木工ホームページ(K’s WOOD WORKS)

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