第4回 白浜町 森裕文様宅「自然のいのちの大切さを教えたい。」

白浜町は日本書記や万葉集にも「牟婁の温湯」「紀の温湯」という名で登場する歴史ある温泉地で、別府、熱海と肩を並べる日本の三大温泉として有名です。近辺には、三段壁、円月島、千畳敷などの景観地やアドベンチャーワールドなどの娯楽施設等の観光スポットも豊富で中心地は観光客でにぎわっています。
森さんのお住まいは、その白浜中心街から少し離れた富田坂周辺。田舎らしい風景に囲まれ、最近世界遺産にも登録された「熊野参詣道」大辺路ルートの入り口にあたる静かな場所です。


夕景スポットの円月島(左写真)三段壁には今日も観光客がいっぱい(右写真)

大阪で教員や野外活動センターでの勤務をとおして小学生の野外学習の指導などを実施してきた森さんは、自然観察が趣味でバードウォッチングなどは全国を駆け回る熱心さ。退職後も「自然や生き物とじっくり触れ合える場所に住みたい。」とここ白浜に新居を建築。今年2月に入居されました。いい温泉があり、美しい自然にもめぐまれた白浜は森さんご夫婦の田舎暮らしの希望にぴったりの場所だったそうです。
建物へのこだわりは、木をふんだんに使った自然の温かみのある建築と家全体の温湿度管理が容易な「ファース工法」での室内環境整備。床下、屋根裏等家全体に特殊な部材での施工をすることで、温湿度ムラのない清潔な空気が室内を循環するので、家中がとても快適です。


自然木の柱なども使った温かみのある屋内

また、別棟はバストイレ付きのログハウス風で、1階では子供達が遊べる自然学習教室「友遊館」を開放しており、放課後には近所の子供たちが、図鑑を見たり工作をしにやってきます。2階にはゲスト用に分割利用も出来る大部屋を用意しており、大阪から友人や教え子が泊りがけで訪れたりと賑やかだそうです。
友遊館では月に一度は自然観察会を開催し、子供たちと家族連れで鳥や昆虫、植物などの観察ハイキングを実施しています。「身の回りの小さな生き物にも名前があり、自分たちがそうした生き物と一緒に生きていることを実感できる情緒豊かな子供に育ってほしい。」との思いで活動をされているそうです。自然の中でゆったりと生き物と触れ合う生活を満喫している森さんご一家です。


2階にはゲスト用の日当たりの良い1室が

和歌山で暮らそう。
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