第7回 桃山町 田邊孝司様宅「一から始めた桃作り」

桃山町は名前のとおり、和歌山県最大の桃の産地です。
紀ノ川沿いには桃畑が連なる「桃源郷」があり、3月下旬から4月中旬は桃の鮮やかなピンクの花で川沿いの畑が一面埋め尽くされる美しい光景が見られます。桃は「あら川の桃」としてブランド化されており、県下の桃の中でも高級品種です。
大阪南部で現在も公務員をされている田邊さん一家は、家族揃ってものづくりが大好きな家族です。だんな様は「クラフト」・「農業」、奥様は「さをり織り」が得意で、「クラフト体験」「農業体験」「織物体験」を和歌山県の体験学習プログラムに登録し、体験希望者への体験会を開催されています。
現在の住まいは一昨年土地を購入し、3月下旬にようやく母屋の新築が終わったところ。
桃の農地として利用されていた土地を桃の栽培を継続することを条件に、宅地に申請変えし、新しい住宅を建てました。小高い丘の上の一軒屋は、もともとが農地だけに、日当たりがよく、見晴らしのよい静かな場所です。
奥様は文化教室での体験をきっかけに、簡単にいろいろなものが製作でき、自由に自分を表現できる「さをり織り」の魅力にのめりこみ、今ではNPO法人にも所属し、「さをり織」の普及に勤められています。(http://www.saori.co.jp/


周辺は桃畑と美しい山の風景

多彩な趣味を持つ田邊さんですが、桃の栽培は昨年が最初の1年目。桃作りのための耕作管理人さんがついてくれ、教わりながら何とか完了したそうです。
そんな最中にも、昨年は中学生40人を相手に「桃の袋かけ体験」を受け入れ、苦労しながらも楽しい桃作りができたそうです。「今年は去年より段取りよくよい桃を作りたい。」とますます意欲的な田邊さん一家です。
まだまだ家もたったばかりですが 今後は近隣の仲間達とともに、ツリーハウスやドームハウスなども作ってみたいそう。自分たちの力だけでなく、友達の輪を作りながら、田舎暮らしを楽しみたいと意気揚々の田邊さん一家でした。


建物は新建材を使わない自然の木材

和歌山で暮らそう。
田舎暮らし物件のご相談はスエタカ