第11回 印南町 高野敏行様宅 「野菜作りに挑戦中」

印南町は、和歌山県のほぼ中央部に位置し、西は海、東は紀伊山地につながり、海と山がとても近い距離にあります。海ではイサキやカツオが獲れ、鰹節は印南町が発祥の地といわれています。山は農作物がよく育つ斜面で、小さくても甘いスイカ「紅小玉」は西日本一の出荷量を誇っています。わさびの最高品種とされる「真妻(まづま)わさび」は明治21年印南町の真妻地区で栽培を始めたもので、印南町が原産地です。
高野さんがここ印南町に来られたのは3年前。大阪での公務員勤務を早期退職を機に土いじりを始めたいと和歌山周辺を1年がかりで物件探し。山深い静かな土地ながら海にも近い地理の面白さと大きな畑が家のすぐ前にあるこの物件が一目で気に入ったそうです。
畑は家の前の山の斜面に面した段々畑。広さは1反あります。引越し当初は、荒れた状態の畑でしたが、半年以上かかって少しずつ耕し直しながら野菜を作り始めたそうです。自家消費用の野菜なので、少量ずつ沢山の種類を栽培しています。今年の冬はたまねぎ、アスパラ、にんじん、青ねぎなど30種類の野菜と10種類の果樹を育てています。


家の前の2段にわたる段々畑に30種類以上野菜を作ってます。

農業自体はここに来るまで未経験。野菜は無農薬で栽培していますが、季節になると虫が大量発生したり、台風や日照で思うように育たなかったりとずいぶん手間がかかり、1年目は近所の方にいろいろ教わりながらも初体験の連続で、農業の大変さを身をもって経験されたそうです。
土地ながらの栽培の仕方などもあるそうで、近所のおじいちゃんおばあちゃんから本には書いていないこの土地ならではの栽培の仕方なども教わりながら3年目を迎えています。
昨年はこんにゃくの花を始めて見てその形(削除)の異様さに驚いたりとこの土地での暮らしは、街の暮らしでは体験できない様々なことにめぐり合えるそうです。


段々畑をきれいに維持されています。

4年目は、鶏小屋を作り、鶏を育てたり、石釜をつくりパンやピザを焼いたり、ドラム缶を炭窯代わりに、家の周りの竹を使って家の床下に敷くための竹炭を焼いたりしたい。と手作りの田舎暮らしを満喫している高野様ご夫妻でした


焼却炉も自前で。(左写真)
鶏の平飼いのため小屋も作りました。(右写真)

和歌山で暮らそう。
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