築90年の米蔵が かわいいカフェに大変身!紀美野町「くらとくり」さん

紀美野町にまた一つ、可愛いカフェが誕生しました!お店の名前は「くらとくり」、お店のイメージにぴったりのなんとも愛らしい名前です。
老朽化のため取り壊し寸前だった築約90年の米蔵を、地元の「紀州マルイチ農園」さんの北裕子さんが購入。その後2年をかけてリノベーションされ、素敵に蘇った米蔵は、「くらとくり」というカフェに生まれ変わり、地域の方々や楽しみに訪れる方々の憩いの場になっています。
この素敵な空間を、菜食ランチのお店の「もみのき食堂」さんと、自家焙煎コーヒーのお店の「ザ・スタンド」さん、それに「紀州マルイチ農園」さんの3店が共有し、週末だけ営業されています。
瓦屋根の玄関をくぐり中に入ると、素朴で、大らかで、あたたかみのある店内の様子に思わず心が和みます。
気の合う友人と、話に花を咲かせながらのランチタイムに、また一人でゆっくり過ごす、寛ぎのコーヒータイムにも、ぴったりの穏やかな空間です。
「ザ・スタンド」を運営しているのは神谷さんご夫妻。奥様が焙煎士で、丁寧に淹れてくださるコーヒーの味わいは格別です。コーヒーってこんなに美味しかったの?と感激してしまいました。最初にしてくださる「本日のコーヒー」の説明もとても丁寧で、こちらの好みをきちんと聞いてくださる姿勢にも打たれました。
コーヒーといっしょにいただいた、手作りのマフィンとクッキーも美味でした!特にチョコレートやナッツがたっぷり入ったクッキーは、素朴なザクザク感がコーヒーに良く合って、、2枚も食べてしまいました(幸せ!)。
コーヒーのいい香りが漂う店内。素朴で愛らしいディスプレイを眺めているだけで、なんだか幸せ!
あっ!「ぐりとぐら」の絵本がある!2匹の可愛い子ねずみの”ぐりとぐら”が「ぐり、ぐら、ぐり、ぐら、、」と言いながら、元気に行進する姿と「くら、くり、くら、くり、、」が重なります。なんと可愛らしいんでしょう!
たくさんの人たちから愛され続けている絵本「ぐりとぐら」のように、「くらとくり」さんもたくさんの人たちから愛され続けるお店になることでしょう!これからもますます楽しみです。
お天気のいい日はぜひ、広々としたオープンデッキのあるお庭へ。都会では味わえないきれいな空気と豊かな緑が、慌しい日常を忘れさせてくれ、気持ちがホッと優しくなるようです。
「紀州マルイチ農園」さんの「栗ジャム」は、「栗本来の味がする」と大人気です。気が遠くなるほど根気のいる手作業を経て、作られるのだそうです。「先週は売り切れだったんですよ」とお聞きして、「ラッキー」とばかりにしっかりゲット!翌日早速、朝食のパンにつけて食べてみると、なめらかでクリーミー、コクのある味わいに、一度でファンになりました。
庭に彩りを添える季節の草花を、そっと手折って飾ったような、、。季節を束ねたような野花がよく似合う「くらとくり」さん。
次回はぜひ「もみのき食堂」さんの、菜食ランチを食べてみたいな。滋味豊かな季節の野菜料理を味わえると、大評判のお店です。今から楽しみ!
●「くらとくり」
・海草郡紀美野町西野685-4
・土日のみ営業。午前10:30~午後5:00
・電話 073-499-5580