2014.01.24

南紀地方、冬終盤の風景

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和歌山県といえば「有田みかん」が有名です。有田市という和歌山県中部で作られるみかんを総称して「有田みかん」といわれているようです。

しかし南紀地方でもみかんの生産が盛んで、冬になると段々畑の至る所においしそうに色付いたみかんを目にします。

「こたつでみかん」とよくいわれるこの黄金コンビのみかんは、主に温州みかんという品種です。寒い冬、暖かい部屋で手軽に食べられるみかんは、程よい甘さとみずみずしさで大人も子供も大好きな果物ではないでしょうか。この地方では、幼稚園や学校の給食のデザートとしてよく登場します。

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さてお正月も過ぎ、早生みかんの収穫も後半に差し掛かると、都会のスーパーなどにはあまり出回らないかなり小ぶりなみかんが地元ではよく手に入ります。実は、このミニサイズほど甘くて美味しいのです。

写真は6歳と4歳の子供の手に乗せたみかんですが、まだ小さく見えてしまう程のサイズです。満足するまで食べるには、かなりの個数が必要です。

この早生みかんの旬ももうすぐ終わり、次にはっさくやデコポンなど、比較的大ぶりな品種のみかんが出回るようになってきます。一口にみかんといっても早生みかん、はっさく、デコポン、清美オレンジ、ネーブル等たくさんの品種があるんですよ。子供の頃には苦手だったはっさくの苦味も大人になると美味しく感じるものですし、金柑で手作りジャムに変身させるとまた格別な味になるでしょう。それぞれに魅力があり、収穫時期に差があります。是非、食べ比べて自分好みのみかんを見つけていただきたいです。

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段々畑のみかんが少なくなり、産直店のみかんが小さいものから大きい品種に変わる頃、南紀では冬もまもなく終わるなあと感じます。

とはいえ、まだまだ寒い日は続きます。皆様、体調管理にはくれぐれもご注意を。