熊野古道の宿 霧の郷たかはらさんで昼食

田植えの準備が進み、こいのぼりが優雅に泳ぐ5月の晴れた日、中辺路町まで車を走らせ「霧の郷たかはら」さんを訪れました。
熊野古道の中辺路ルートの近くにあり、宿として人気の高いたかはらさんですが、今回はランチを楽しむ為の来店です。
木の雰囲気が温かい店内。少し時間が早いようでテラス席は既に数組のお客様が食事中でしたが、店内は自由に席を決めても良いとの事で迷わず窓側の席へ。
店内からでも美しい景色を楽しめます。
熊野古道ランチやピザも気になるところですが、日替わりランチを注文。
料理が運ばれるまでもどんどんお客様が来店して、テラスの席はあっという間に埋まってしまいました。古道歩きスタイルの外国人カップルの姿も。スタッフさんの英語での対応も慣れたもので、笑顔で接していらっしゃいました。
お待ちかねのお料理が到着。メインの野菜のかきあげがサクサクで、少し振られた塩がいい味付けでした。この時期が旬の山菜はどれも優しい味で、シェフの愛情を感じます。個人的には紅しょうがをアクセントに使った卯の花がとても美味しく印象的でした。
食後はコーヒーか紅茶を選べます。使うお水がきれいなせいか、香りも味も良く最高の締めくくりでした。
おもてなしの心があふれる店内で、雄大な景色を眺めながらいただくお料理はとても美味しかったです。
晴れてはいたものの外は少し冷たい風があり食事をしていると肌寒く感じるかと思いましたが、テラスの席は人気があり、店内でテラス席が空くのを待っている方もいらっしゃいました。古道を歩いて来られた方にはちょうどいいかもしれません。
たかはらさんは宿泊がメインで、熊野古道を歩く途中に立ち寄るのはもちろん、車で来店も可能で、駐車スペースも広くあります。
その駐車場からの景色も抜群でした。霧の郷と言われるように、早朝や雨の日は眼下に霧を楽しめる日が多いとか。
優しいスタッフさん達に会いに、また訪れたくなる場所です。
<霧の郷 たかはら>
住所:和歌山県田辺市中辺路町高原826
電話:0739-64-1900