つい先頃までまぶしく輝いていた緑が、しっとりとした秋色に変わってきました。

柔らかな日差しに包まれた穏やかな風景に心を魅かれる季節です。

写真は海南市原野周辺の風景です。池の辺の桜も周囲の低い山々の木々も色づき始めています。心が静かになる美しい風景に出合えて感激！こういう場所で穏やかに暮らせたらどんなに素敵だろうと、うっとりしてしまいました。

  和歌山では珍しい雑木の低いなだらかな山が連なっています。こんもりとまーるい形が可愛らしい。素朴で温かみのある棚田の風景を眺めていると、心が柔らかくなってくるよう。

 黄金色に輝く収穫期の棚田を眺めていると、豊かな気持ちになってきます。記録的な猛暑や豪雨を乗り越えて、重そうに垂れる稲穂の波、、実りに感謝せずにはいられません。原野のお米は今年も豊作！このお米おいしいんだろうなぁ、、新米の炊きたて最高！栗ごはんやきのこごはんもいいなぁ、、なんと幸せな時間でしょう！

小さな黄色い花と丸みを帯びた葉っぱが、なんとも愛らしいこの植物、何だかわかりますか？これは「エビス草」という薬草で、エビス草の種子は「ケツメイシ」と呼ばれ、ケツメイシを炒って煎じたものがハブ茶だよと、畑仕事をなさっていた男性が教えてくれました。視力の回復や便通に効能があるといわれているそうです。原野にはあちこちにたくさん植えられていました。

 「畑仕事の合間にかわいい花を見ると、心が和むのよ、、」と畑仕事を休憩中の女性のお言葉。お言葉通り、畑のあちこちにかわいいお花がいっぱい植えられていました。

素朴な花々の姿に私もほっとさせられ、心が和みました。

和歌山には、未来に残したい美しい風景がいっぱいありますね。